マラソン1年生再履修その 2 練習の練習

2023年3月21日火曜日

 10月には実母が入院。末には退院したものの、時間的にも精神的にもそちらにリソースを取られていました。
焦りはあるものの、練習はなかなか進まず…
この頃の自分のTweetを見ると、揺れ動く気持ちがよくわかります。







キロ6・10kmがキツかったということはショックだったのでしょう
なんとかサブ4ペースでは走れる、ということを証明して安心したくて、
5km Ave5'25"くらいの練習を、続けていました。

5kmなら、とりあえず走れはするのですが、体感的にはほぼ全力疾走。
5'20"〜5'15"まであげると2kmくらいで吐きそうになり、道ばたでえずいて情けなさで泣きたくなったりしていました。
呼吸が下手くそになっていて、息が吐ききれない。
とにかくまずは20km走れなければ。


今、致命的に欠けてるのは

・しんどくなっても止まらない
・4時間〜5時間、遅くても走る動作を続ける脚力とメンタル
・キツイ→めっちゃキツイをがまんする忍耐力

距離や時間をただ動くことはできても
結局、自由気ままにしていただけ。
フルに出るなら、完走するつもりなら絶対必要なことが、今のわたしには備わってない。これを取り戻さなくては。

気持ちはあるのですが、練習すると疲労がスゴい。いつも眠いしイライラするし。もうー。練習のためのトレーニングがいるんじゃないの?



無理をせず練習を減らした週もありました。

11月の下旬になって、
1時間半弱、15kmは5分台で、無理なく継続して走れるようになってきました。




そして、当面の目標だった20kmペース走ができたのは、11月の終わりでした。


○km行き切るためには、このくらいの余力が必要、今この身体の感じならあと○kmは大丈夫、こういうしんどさはあと○kmくらいでダメになる前兆だからペース下げろ、
とか。
身体のどこかに残っていた感覚を掘り起こしてホコリを払ってサビを落として。

時計はつけておらず、スマホのランアプリだけで走っていました。
ケント(アプリの声の名前らしい)の読み上げる平均ペースだけが、押し引きの材料でした。

ようやく20kmを走れるようになって
レースまであと3ヶ月。
そもそも完走できるかも怪しいのですが、悪いクセで、どのくらいのタイムで走れるか、をアタマの片すみで考えるようにもなってきてしまいました。
5'30"で押し切れるようになれないかな…?
そんな野望があったからでしょう、次の20km走は、アホアホペースになってしまいました。



最初の5kmで心拍はバカ上がり、落ちてはあわてて上げて、を繰り返して、結局15kmでいったん3分くらいレストをはさまなければならなくなってしまいました。そのかわり、最後の5kmは5'30"を切ること!と謎ルールを適用し、なんとか完遂、このあとジョグ5kmつけましたが、消耗ぶりがヤバく、帰りは、コンビニの駐車場で15分くらい寝ないと危険でした。
はあ…バカ…


しかしムダな練習、というものはない。
翌々日、「10kmで使い切るペース」
「でもコントロールしながら」
でやってみたら、5'15"前後!
向上はしてるんだな、と思えました。
だけど走るのはフル。
再履修生なので知っています。
ペースを上げるのを目的にしてはいけない。42.195kmを走れるペースを探らなければならない。
それには30km走を何回かしてみなければ。

えーーー…いやだなあー…
30km走できる気が1mmもしない。
、ていうことは、フルも走れない、ということ。
奈良マラソンの応援に行って、これからフルを走るひとたちを見ていると、ただ尊敬の念しかわいてきません。



今、フルは完走できないだろうな…
やっぱりやめちゃおうかな、
という気持ちと
完走できるかもと思えるためには
なにをすればいい?
という気持ちの間で揺れていました。

(続きます)

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