マラソン1年生再履修その 1 はじまり

2023年3月16日木曜日

2023名古屋ウィメンズマラソン

 ご無沙汰しております。
すっかり春めいてまいりましたね。

去る3/12(日)、実に3年以上ぶりのフルマラソン
ナゴヤウィメンズマラソンを走り、
無事完走することができました。




マラソン界隈の方々にとっては
日常生活に近いであろう
「フルに出走し、完走した」。
現在のわたしにとっては、
キヨミズジャンプ・・・は言い過ぎかもしれませんが
それに近しいできごとでした。

3/12までの人体実験レポートを
書き残しておこうと思いますので
もしよろしければお付き合いいただけましたら幸いでございます。

まず始めに
被験者・わたくし、おぐらのスペックを。

●性別・女性
●年齢・5×歳
●自己ベスト・3:15'台 (2019年別大)
●生息環境・関西、イナカ、やや山間部
●これまでの経緯
  2019年故障をきっかけに
  なかなかタイムが戻らず
  2020年、3.5切りを目指した
  紀州口熊野で惨敗(3:36"台)
  コロナ禍で大会中止
  のんびり低山を含む山間部を
  歩き走る生活をし
  2022年10月まで大会には
  全く参加せず。
  2022年10月の峨山道トレイルは、制限時間3分前にゴールする
  のんびりにもほどがある、
  ギリギリウォーカーとなっていた。

2020年口熊野の前、自分ではかなり削って練習していましたが
払った努力に対して全く結果が返ってこなかった、ということから
立ち直ることができませんでした。
更年期うつと、
後に診断されたのですが、
メンタルがかなりおかしくなっていたこともあり、時間を気にして走ることが心底イヤになってしまいました。

最後にペースを気にして練習らしい練習をしたのが
2020/3/18
ここを最後に、
今回の練習を開始するまで
ペースを気にして走ることはやめていました。

コロナ禍の中少しずつ大会が再開されても、どの大会にも全く参加せず、
特にフルマラソンは、
きっともう走ることはないだろう
と思っていました。

なのにどうしてなのかなあ。

時間というのは、残酷な面も持ちながらも、いろいろなものを落ち着かせてもくれるものですね。

ウィメンズなら、仲良くしてもらってるひとたちが出る。
お祭りみたいな華やかな雰囲気の中
みんなにピヨピヨくっついていってスタートして、いい匂いがするという女性ランナーばかりの中、ゴールまでココロ折らずにいけたりするのでは・・・?

チャリティーとか宿泊つきとかではない
ふつーの抽選でエントリーしてみよう。
わたしのクジ運なら、
当たるはずがないし。
もし当たれば、これは、
走れという天の啓示。

そして、天の啓示が下りました。
当選。
(すごく当選率が高かったようです)




うううーーー・・・

これまでノルマとして
月間200kmは歩き走りしていました。
ウィメンズの制限時間は7時間、
関門時間内に
フルの距離を移動することは、
多分できる。

だけども・・・

遅くてもやっぱり、「挑む」気持ちで参加したいな・・・

今って、どのくらいで走れるんだろう。
いくらなんでも
キロ6ならだいじょぶだよね・・・?

走ってみました。




・・・まったく、だいじょばなかった。( ;∀;)
めちゃめちゃ真剣に走ってるのに
全く前にすすまないよね、
下りでも!!!!
おまけに、たった10kmなのに
帰ったら横にならずにはいられないほど消耗しました。

1週間前に73km歩き走ってるとはいえ・・・
これはイカンのではないか。
どこかでまだ、
過去には走れていたから、という
消費期限切れの慢心を抱えているじゃないか、自分。

もうこれは、マラソン1年生のつもりで
謙虚に真摯に向き合わなければ。
ただし実際には初めてではない。

このことは、
いいところも、やっかいなところもある。

やっかいなところは
恥ずかしながらどうしても、
過去にそこそこ走れていたことを
基準に考えようとしてしまうこと。
そこと比較して、
 走れない
 練習しても変わらない
とか、また闇に落ちていくことは
絶対に絶対にしたくない。
結局走ることをやめてないんだから、
どうせなら楽しく走ろう。
思う通りにいかなくてもふてくされない。

いいところは
この痛みはヤバい痛み、
これは心配いらない
というケア面の経験値があること。
練習の方法も、経験値をベースに
時間と量を調節して考えることができる。

経験も記憶も、両刃の剣だね。
でもどちらも消すことはできないんだから、できるだけプラス面に生かそう。

3月のレースまで4か月ちょい。
フルマラソン1年生・ただし再履修生の
短いようで長い、迷走が始まりました。

(続きます)















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