3年ぶりの峨山道 その1

2022年10月20日木曜日

トレラン 峨山道トレイルラン 山歩き

 第7回峨山道トレイルラン・クラシカル73kmコース 
にチャレンジしてきました。





峨山道トレイルランは、2019年に、第5回大会羽咋→輪島を完踏しました。
食べ物があるエイドは1箇所だけ、あとは水と塩の提供のみ、自販機・差し入れ禁止のちょっと修行チックなレースです。

でも、トレイル部のふかふかな路面、
マーキングやルート整備、運営のポリシーと安全面への信頼できる配慮がとても好きになり、ぜひ、輪島→羽咋も完踏して、
「峨山往来」
にしたいと思っていました。
(スタートは毎年羽咋・輪島の交代)

2020年、開催なし
2021年、第6回大会エントリーせず
(コロナで中止)
2022年、輪島スタートで第7回大会の開催を知ったものの、
レースへの恐怖とモチベーションの低下、完踏への不安があり、逡巡しましたが、次の開催時、参加できる保証はなにもない・・・

モチベーション云々の前に、
6:00、スタート地点の能登にいられるための移動手段を確保できなければ物理的にムリです。
金沢までは電車で行けるとして、
前回は

●金沢からスタート地点の羽咋まで夜中2:00出発
●ゴール地点の輪島から金沢まで20:00前出発

で送迎してくれる現地ツアーバスを利用して事なきを得たのですが、今回、そのようなものは見つかりません。
レース概要のPDFをよーーーーく見ると、羽咋市役所から、スタート地点の輪島まで大会シャトルバスがある模様。

おお、素晴らしい。

ただしシャトルバスの出発はAM3:30なので、その近辺に宿泊できていることがマスト。
難渋しましたが、なんとか市役所から2km離れた場所に宿泊場所を確保でき
キヨミズ・ジャンプで、レースにエントリー&入金しました。
親切価格の13,000円、もし、どうしても恐怖がぬぐえなかったり、
やらない理由を探し始めたら、潔くやめるつもりでした。

これが6月のこと。

だからといって練習は特に今までと変わらず
週50kmノルマ、
たまに長く身体を動かす(8時間以上)
を続けていました。

9月に入って、どうやら開催されるかしらね?という雰囲気の中、
9月の終わり、実母の体調が急に悪くなり
すぐ実家に駆け付けられない
山間部で電話が通じない
という状況はマズくなりました。
ああ、コレはもう無理だな・・・とあきらめていたら。
レース週の水曜日、これもまた急に母の体調が好転。
恐る恐る、「明後日から、旅行に行きたいんだけど・・・」と打ち明けると
行ったらええがな、大丈夫やで とのことで、1mmもレースモードになっていないまま、突貫工事でレース準備をし
現実感のないまま、
10/14(金)金沢へ出発。




※ラン9年、実母にはランニングをしていることも、山登りをしていることも
一切言っていない。必要以上に心配してめんどくさいのです。
夫にも固く口留めしています。
、ので、実母には「少しは運動しなければ。ウォーキングでもしてみたら?」とか言われています。

金沢からJR七尾線で羽咋まで移動、タクシーでホテルまで。

ホテルから市役所までは2kmなので、夜中のタクシーを予約しておこうと
フロントにお願いすると
「そういえば、こんなFAX来てました」と。
見ると、大会側から、
「市役所までマイクロバスを巡回します。それぞれのホテルにはこんなタイムスケジュールです。」
という要旨の連絡が!!
なんてすばらしい!!市内の宿泊場所が少ないからできる技でしょうけれど
とても助かりました。
なんやかんやで、午前3:00、そのマイクロバスに乗って羽咋市役所に移動。

まずは、健康チェックリストと、ワクチン接種証明の提示をし
ハンコを押してもらって、輪島までのバスに乗り込みました。
1時間ちょっとで、スタート地点の輪島の体育館へ到着。
ここでゼッケンをもらい荷物預けをしました。



お手洗いは男性は列ができていますが
女性はエントリー者が50人程度なので、スカスカ。
これは前回も同じでしたが、助かりますね・・・
前回は携行品チェックのときに、ライトの点灯チェックもあったのですが
今回は、ライト・雨具の上の携行のみチェックでした。


だんだん明るくなってきているので、多分ライトは不要と判断して
ザックにしまい、ウィンドシェルも脱ぎました。



気おくれするので、どんどん下がっていって、ほぼ最後尾に待機。



73kmという距離自体に不安はない。
休みながらなら行ききれるだろう。
でもこれはレースだから制限時間がある。
14時間半だから比較的長いんだけど、
でも、そんなので行ききれるのだろうか・・・

ここにきても全くレースというものに参加している自分がイメージできない。
不安とかそこまでも感覚が到達しておらず現実感がない。
ましてや。
闘争心?ナニソレおいしいもの?という感じでタイムとかとんでもない…

とにかくひとつひとつの関門を、潜り抜けていくしかない。
いやもう、こんなとこに来ちゃってすみません!!
という、場違い感ハンパないソワソワぶりでした。

曹洞宗・大本山總持寺祖院の方が打ち鳴らす木板の音に送られながら
スタート、本当にここにいていいのかな・・・
(往生際が悪い)

ロードを2kmほど、ぽてぽて走って、
前回のゴール地点大本山總持寺祖院に。
美しい山門。



お寺を通り過ぎて、いよいよ峨山道に入ります。

うーーーー。


(続きます)

QooQ