おとなのでんわ

2022年4月7日木曜日

よもやま話

実母のガラケーがいよいよお陀仏になりそうになり、スマホを買いに行ったのは1月末のことでした。
スマホにしたのは、実母の強い希望=

・みんなスマホ持ってる
・古い電話、恥ずかしい
・(家のネット環境を解約してるので)時刻表調べたりしたい

というものからでした。

ソフトバンクからauに乗り替えなので新規契約なのですが、これがまー、契約事項の「確認しました」のチェックとサインの嵐で、3時間くらいかかったでしょうか…
まさか携帯の契約が体力勝負になるとは。
高齢者(母)は、お手洗いにも行けずかわいそうでした…

契約事項を確認しました・チェック、
だけではなくて、
説明を受けました・チェック系
が大変多いのが印象的でした。
スタッフの方にそれとなく聞いてみると、
例えば「月間980円」みたいな契約があるとして、その契約にするには、▲▲のオプションを1か月だけつけて、とかの条件があるとき、
後になって、
そのことを聞いてなかった!激おこ!
みたいなことが大変多いんだそうです。
特に高齢者は。

わかる・・・利益のインパクトが強すぎると、それ以降の話すっとぶよね・・・
鬼のような量の
「説明を受けました・チェック」は、
必要あってのことよね・・・

母は、もうわたしに全て丸投げしているので、
めんどくさいことは全部わたしが引き受けて、最終結論の
「1年間は月々いくら」「1年後はいくら」を、紙におおきく書いて渡しました。
携帯代を払うのはもちろん母ですが、
スマホデビューのお祝いに、かわいいピンクのスマホケースをプレゼントしました。
念願のスマホを持ててご満悦の母。
かわいいな。

親孝行気分を味わえたのは束の間、
ここからがなかなか大変。
「らくらくスマホ」ですが、全くらくらくではない。



84歳・ガラケーでの受発電・メール作成と受送信は難なくこなしていた人が
何につまづいたか。

スワイプ
 スクリーンセーバーからホーム画面を表示するのに、四苦八苦しました。
 もう画面ロックなんて二の次。

長押しとタップ
 タップが強すぎる・・・
 長押しが長すぎる・・・
受発電だけは必須なので、猛特訓しました。
タップ千本ノック。

メールの手段が複数ある
 SMSは1通3円なので、課金されないWebメールの方がいいのかな?
 と思って説明したのが大失敗。
 電話番号しか登録されていない母の友達にはSMSしか送れず、
 両者の使い分けがわからず大混乱。
 母いわく、1通3円なんてほぼタダ!とのことですので、最初からwebメールの存在は
 ないものとして扱えばよかった。

さらにLINEの存在で混乱は深まる
 操作に慣れるまで、LINEの存在を隠しておくつもりでした。
 ところが、母がTV等の情報で存在だけは知っていた上に、
 実兄が、LINE通話したい目的で
(母との電話は長いので無料通話したい)、
 LINEをわたしに入れてもらうよう母に話しやがった。
 オマエ・・・!!!(マジおこ)
 SMSとLINEなんて、使い方一緒じゃん、と思うあなた、それは「わかってない人」をわかっていない。
 いいですか、
 ★SMS → 
  一覧画面には、相手にかかわらず
  やりとりした履歴が表示されている
 ★LINE →
  トーク一覧画面には、
  相手別に表示されている
 
 これだけの違いでも、相手を選んでトーク画面を表示する、まで行きつくには
 一苦労なのですよ(涙)

ガラケーは、電話・メールの手段を一度覚えてしまえば、悩まなくてよかった。
ある目的のための手段が複数ある、って便利だし、場合によって使い分けることができるって
いいことだらけだと思っていたのですが、そうではないのね!!と、仕事柄もありますが、あらためて目からウロコが落ちたことでもありました。

また、
「離れて暮らす老親とLINEというツール」
について、職場の人たちと話す機会があり、

●文字を打つのは苦手だが、決めたスタンプを送ってもらうことで安否確認ができる
●おかしなチラシや郵便物などを画像で送ってもらうことにより、
 お互い説明のストレスが減ったし、安全
●親族LINEグループでコロナ禍においても親睦?が図れる。
 しかし、既読スルーがやりにくい・・・

などなど、皆さんから色んな話が聞けて興味深かったです。

やっぱり通話・画像や動画の送信・多人数間の連絡において、普及率も含めて、LINEは強力ツールだな、もっと高齢者にも使いやすいインターフェースがあってもいいのにな
と考えた次第です。

で、母ですが、
LINEをインストールした時に、友達自動追加をONにしていたため、
電話番号でLINEを登録している方が友達追加されました。
その方は、母の同級生男性なのですが、
LINEを活用されており、いつもきれいな画像や挨拶を母に下さるようで、ありがたい次第です。
84歳同士のトークルーム(母が見せてくる)は、なかなか微笑ましいものがあります。
先日、母はついに、LINEで
画像が送れるようになりました。
(パチパチ)



LINEの使い方の説明をLINEで送る(笑)



も少しだけ続きます。
夫も、ケータイとタブレットを2台持ちしており(経緯省略)
タブレット側はSIMフリーです。
先日タブレットが壊れて、5年ぶりに新調しました。
なんでもいい、ということでしたが、
いつの間にやらSIMスロットのあるタブレットは、少数派になっていて
全体的に高額になっていました。
なんでもいいなら、これでもいいだろ。



BlackView Tab6
For Kids。カワイイ。

てなことのんきに言ってましたが、ここでもウラシマ問題が。

SIMカードがナノSIM対応
 SIMカードのサイズは、大きい方から、
  「標準SIM」「マイクロSIM」「ナノSIM」です。
この世界において、5年は、ふた昔以上前。
当時主流だった、マイクロSIMはナリをひそめて、新タブレットのスロットは、
さらに小さいナノSIM対応になっていました。
しかも、5年前はマルチカット(切り取り線がついている)なんてなかった。
自分で切るしかないけど、わたし、紙すらまっすぐ切れないのに、どーすんよ。

初めてのSIMカッター
  、で、SIMカッターを買いました。
 知らなかったのですが、大→小はカットするしかないのですが、
小→大は、アダプターをつければ使えるのね。
ナノSIMにマイクロSIM用のアダプターをつければ、マイクロSIMとして使える。
いよいよダメなら、SIMカード交換する覚悟でカット!!
パンチ穴をあけるみたいな単純なマッシーンで、無造作にガッシャン!!!
 (所詮、ひとの使うもの)

ち、小さくなったね・・・?(当たり前)

ナノSIMサイズになっているかどうかは、スロットにセットしてみればわかる。
なんとかお皿にセットできたので、恐る恐るIN。
からの、タブレット再起動。

お・・・?

起動後、画面には、SIMカードの通信キャリアである「NTTDocomo」の文字が表示されました。
やったね!と思って、WIFIをOFFにして、インターネットに出ようとするも、
通信できない。

え、自動認識じゃないの・・・?

以下、通信できるまでが、他のメーカーの機器とかなり手順が異なりましたので
誰得ではありますが、ざっと経緯を書いておきます。

APNが旧コースの場合、なぜだかAPN名http://lte-d.ocn.ne.jpのがデフォで存在してるから、選択するだけでいいと思いきや
APN名以外は、ほぼ全部違う内容。一度
削除して作り直すのが吉。
設定→SIMカードと流量管理→(NTT Docomo)→アクセスポイント名

はーーーー疲れた!!
だけどつながってよかった!!!
わたしって良妻じゃない?

この経緯、誰にも役立たなくても、自分の引き出しには入れた。
だから、いいの。
経験からは、なにかをむしり取っておく主義だからね。





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