大辺路旅 その2 一日目

2021年12月15日水曜日

トレラン ファストハイク 熊野古道大辺路 山歩き

 大辺路は、紀伊田辺駅から徒歩10分ほどの鬪雞神社から始まります。



あら、立派な神社、



と思ったら世界遺産なのね。

まずは、ロードの15kmあまり。



前半は県道31号線沿いに進むのですが、
ところどころ外れます。
意外に道しるべがしっかり表示されており、
ヤマレコマップと併せてみると、迷わず進んでいくことができました。

やがて富田川沿いに出ます。
この富田川沿いを通るのは、いったい何回目なんだろう。
口熊野マラソンでは、富田川沿いを何回も通りますし、中辺路のときも、長い距離、この川沿いを通りました。
奈良県民なのに、縁もゆかりもないこの土地を
何度も訪れて川沿いを走る。
なんだか不思議なご縁ねえ。。。

海は全く見えませんが、白浜町に入りました。



山方面に進み、大辺路の名所・「富田坂」に向かいます。
禅寺・草堂寺。長沢廬雪(ながさわ ろせつ)が障壁画を描いています。
芦雪といえば、コレ。


だいすき。可愛いよね。
芦雪の障壁画見てみたいなあ。。。
立ち寄りたいところですが、
現在時刻は10時半前。
渡し船の時間は厳守しなくてはなりません。
船着き場までは約15km、うち山中が10km弱。
激坂、てほどの等高線ではないように見えますがホント、なにがあるかわからないので。




富田坂に突入。



最高地点の安居辻松峠付近(標高400m弱)までの約5km400m上がり。
途中、白浜の海が見えるところもあります。



コレコレ。
山中から海を臨めるの、ホントいいよね。

安居辻松峠あたりで11時30分。



ここからは下ります。
ここまで悪路ではなかったので路面も問題なさそう。巻きすぎたかな。
この調子だとめっちゃ早く着いちゃうかも。
ことのほか、ゆっくりゆっくり下りていきましたが、1時間くらいは早く着きそうな。。。

ここに着いたら電話してください、と言われていたポイントで、船頭さんに電話をして、船着き場で休憩するつもりで、
渡し船乗り場に向かいました。



日置川、キレイねえ。




渡し船乗り場が見えてきました。
すると船頭さんが待機して下さっており、
ほどなくもうお一方もいらっしゃいました。
早くなってしまったのですが、今から渡して下さるとのこと。
わー、ありがたい!



船の準備ができ、いよいよ出発。
8mほどの旅です(笑)



乗りながら川の水位を見てましたが、
これは川に突入するのは無理ね・・・
渡していただいてよかった・・・
無事対岸につきました。
ありがとうございました!(渡し賃・500円)

戻り船


対岸からは、仏坂の始まりです。
割と急登です。



とはいえ、今日は大半フラットで、脚が残っているのでそんなに苦労もなく、峠を越えて、舗装路へ出ました。



約3km200mちょい上がりでした。
ここから今日のゴール地点周参見駅までは、約7km。
がんばれば、目標より早い、15時台の電車に乗れそうだったので、
下り基調をいいことに、全走りしました。
こんなに脚を使って、長丁場の明日はだいじょうぶなのか?
と、一抹の不安を抱えつつ。

15時台の電車には無事間に合いました。




周参見駅から紀伊田辺駅まで乗車。
紀伊田辺から、今度は車で、周参見まで戻りました。
(ふう~~)


本日のお宿。



独り寝にはムダなオーシャンビューのお部屋。



夕飯(写真なし)。
ハラヘリ・ラン後・新米、の役満で
3杯ごはんをおかわりしましたが、なにか?

前評判通り、温泉は素晴らしかったです。
龍神温泉系の、とろっとしたお湯で、お肌すべすべに。(自分比)

ですが!!

しょぼい非力なドライヤーが脱衣所に1台あるだけ。
部屋にはドライヤーがない!!
今、わたしはそこそこ髪が長いので
ドライヤーを持参しなかったことをとても後悔しました。
空気清浄器の前で、必死でアタマを振ってる身にもなってみろってんだ。


本日のできばえ。


問題は、明日の70km超。

そこそこ脚を使ったこの状態で、いったいどこまで行けるのか。
不安しかありませんが、とにかく就寝!!
頼むよ、わたしの脚!!!

(続きます。)

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