最強の山城へっぽこ攻め 後編

 正規ルートは、それなりに広くて整備されていて通りやすく、そこそこ急坂があったりもするけれど、気持ちの良い登山道でした。

時間は10:30過ぎくらいでしたが、
下りてこられる方々と2組くらいお会いしました。

城址入り口に到着しました。

実はここまでは、舗装路でも上がってくることができます。
(ただし、激坂)

城址に入るとあちこちに石垣が見えます。

やがて本丸跡への分岐に突き当りました。
案内板の横に、古い写真を載せた看板があります。
明治まで現存していたという、
城郭の写真でした。

白いお城だったそう。

と詠われました（土佐は高取の旧名）。
今日ではその姿を想像するしかありませんが、
おそらく姫路城のような白い連立した城郭ではなかったかと考えられています。
「山にある姫路城」と言えば、イメージしやすいかもしれません。

芙蓉城・・・！！！
ふおおぉぉぉーー（萌え）

「大手門」！！

遠足のこどものように、はやる気持ちを抑えきれず小走りで上がった先には、
「二の丸」（跡）！！！

きゃーーーーー
広いーーーーーー！！！（萌え）

この美しい石垣は、天守台跡。

ふおおぉぉぉーー（萌え）（うるさい）

本丸への案内は
可愛いくまちゃん

広く美しい、本丸跡。

眺めながら、こんな美しい山城、
奈良県にあることを誇らしく思いました。
来てよかったー。

さて、下山。

テンションが上がり切っているので
距離が長いルートで下山したい、

と思いました。
予定を変更して
どちらかといえばマイナーな、

芋峠経由で明日香村に抜けるルートで
下山開始。

トレイル途中にも、石垣や、
井戸跡などがあります。

ふおおぉぉぉーー（萌え）（もう黙れ）

石垣は、かなり広い範囲で残っており、
いかに広大な城であったかを

物語っています。

もうメーターが振り切れて、

鼻血が出そう・・・
アタマは興奮冷めやらぬのですが、
道の方は、城址の気配はすっかり消えました。
基本、下るならめっちゃ気持ちいいトレイルなのですが、ところどころ、道が狭くなります。
ま、いいか～上がってくる人はいないし～

道は広い林道になりました。
というか、多分旧道ルートを外していたようで
ヤマレコマップから、ロストの警告が出ました。
地図を見る限り、このまま林道を進んでも
目的方向には着くのですが、

少し距離が長そう。

いったん戻って、旧道への分岐を探し、
旧道へ突入しました。

するとこれが、まー、狭い狭い。
もし上がってくる人がいたら、離合は無理なのでは、というくらいです。
もちろん、だーれもいないのですが。
マーカーはあるのですが、少し途切れると
コレ絶対まちがってるやつ！と
不安になるくらい、怪しいルートです。
まったく眺望も開けない、薄暗い樹林帯。
かろうじて踏んでるな、という気配があるし
ヤマレコマップ上ではバッチリオンルートなので、あってはいるようなのですが、
さっきまで通っていた、林道が見え隠れするたびに、あっちにすればよかった・・と、少し後悔しました。

距離にして2km弱くらいだったと思いますが、
だいぶ、人を不安にさせる道でした(笑)
あ、やっと舗装路に出てきた。

ふう～～。
舗装路を右に行けば、吉野。
左に行けば、明日香。
吉野への最短ルートなんだそうで、ちょっと萌えますね。

舗装路を挟んで向かい側に、旧道への道がありました。
いったん入りかけて、再考。
今日はもう、舗装路で行こう、下りだし。
ひよって、舗装路に戻っちゃいましたが、
これ、行けばよかったなあ。ちょっと風情ある道ぽかったです。

またこの次にね。

どんどん舗装路を下って、栢森（かやのもり）
から、稲淵。
秋の晴れた祝日、一年で明日香が一番にぎわう時期かも。
明日香散策を楽しむひとたちで

いっぱいでした。

きれいよねー

明日香村を突っ切って、

車を停めている場所まで
粛々とポテ走り、ゴール。
山城でテンションがブチ上がってしまって、
結局27km強になっちまった・・・・

お腹へりました・・・

いや、それにしても高取城はよかった。
あんな素敵な場所とは思ってませんでした。
紅葉の樹もたくさん植わっていたので
紅葉の時期には、石垣と紅葉という、
鼻血もののシチュエーションが
楽しめるのでは！！！

お城好きの方、未訪でいらっしゃるなら、
ぜひぜひお出かけ下さいませ。
釘付けなるぐらいテンション上がること、
保証致します。

大仏も鹿もいいけど、

日本最強の山城もね♡
県民として、強く推していくショゾンです。