中辺路旅 その2

2021年3月25日木曜日

トレラン ファストハイク 熊野古道雲取越 山歩き

 
今回の宿は、川湯温泉で一番大きなホテル。
早朝から温泉に浸かれて幸せでした。

夕飯に続いて朝食もバイキング。
(マスク手袋着用で)
この胸のトキメキを…!!



たらふく食べて満足ですが、
朝食会場が7:00からでしたので
出発は8:00過ぎになってしまいました。

本日の予定は、

川湯温泉〜小雲取越 17km
小雲取〜大雲取越〜那智大社 16.5km





熊野古道中辺路を経て熊野本宮大社に辿り着いた巡礼者は、熊野川を舟で下り、熊野速玉大社へ、そして海沿いを通り那智へ向かった場合に、那智から本宮に戻るために利用された道が「大雲取越」「小雲取越」です。

とあるように、那智大社→本宮への戻り道なので、大雲取→小雲取というのが一般ルートですが、わたしは逆ルートです。
多分33kmちょい、ですが、
大雲取越は800m越えなので、昨日より楽ではないはず。
今日は宿泊せず帰るので、
紀伊勝浦駅から16:00台か18:00台の電車に乗りたいところ。

不審者(マスクは館内だけ)


ホテル前から、スタート。
川湯温泉を通り抜けて、3km強、



請川の入口から小雲取越に入ります。



キツくなくて広い道、これは走れる人には高速コース!2日目の脚は少々重いですが、それでもポテ走りできるくらいの斜度で、気持ちいい。



約6km、小雲取最高地点のビューポイント、
百間ぐら(420mくらい?)。





いいお天気。

1kmほど下ると林道と交差します。
立派な林道は私道らしく、進入禁止になっており、誰もいない…
実は昨日から山中では誰とも会ってないんですが、山の中でひとりより、こういう舗装路で誰もいない方が、終末感を感じたりしませんか?

立派なバイオトイレがありました。


少し上ったりしつつも、下ること6km
小口の集落に着きました。

水のキレイな赤木川。




桜は満開です。



1.5kmほどで、大雲取の入口へ。





キツイ、と覚悟していましたが斜度はそうでもない。いや、キツイのかもしれないのですが、それよりも、熊野古道といえばの石畳。
昨日が雨だったせいか上りでも滑ります。

うわー…。

しかし、3回目の熊野古道・しかも石畳コレデモカの伊勢路トラベラーのわたしです。
石畳の歩き方には少々ウンチクがあります。

・石の平らな面に足を置くときは真っ直ぐ
置かない。
・可能な限りフォアフットで。
 ヒールに荷重がかかれば滑る。
・とにかく摩擦係数の高い場所に足を置く。
・フカフカの苔は滑らない
・フカフカしてない苔はダダ滑り
・日当たりのいい石畳は滑らない

誰得情報…。

上がること1km、円座石(ワロウダイシ)。





熊野三山の神々が車座になって酒を酌み交わし、笑談した岩といわれる円座石。表面に丸で囲んだ梵字(ぼんじ)が彫られています。苔むした巨岩は雨に濡れると一段と存在感を増します。


まだ200mほどしか標高を上げていません。



この先、2kmちょいで600m上がる難所が待ち受けています。

がんばれー。

(続きます。)







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