体感と耐寒

2021年1月13日水曜日

ダイトレ トレラン 山歩き 食べること


雌岳山頂広場

 
寒くなるよ、スゴいよ!
と言われていた1/9。
奈良市の予想気温は、
最低・-1℃、最高・3℃、
風は強いが降雪はない、と踏みました。
先週に引き続き、二上山行き。
今回は葛城山まで行く計画。

ルートイメージ拝借



ウェアリング
 ミレーアミアミ半袖アンダー
 ファイントラックメリノジップ長袖
 ノース長袖T
 モンベルウィンドシェル
 サロモンウィンドシェル
 スキンズタイツ
 ランパン ←Plus!
 ハーフパンツ
 ハイソックス
 ネックウォーマー ←Plus!
 ニット帽
 ノース冬用グローブ
 アームウォーマー ←Plus!
 ヤケーヌ ←Plus!
マーモットフリースベスト←Plus!

3℃だった先週とほぼ同じ。
3℃でも、登りでは結構暑かったし
汗冷えするのイヤだしな。
ランパン2枚履きだし、防寒グッズも持ったし、お腹にはカイロも貼ったし。
多分問題ないでしょう。
暑がりだしね。

@二上山

出発時は、ネックウォーマー、アームウォーマー、ヤケーヌ、ベストはザックに入れました。
風がとても強くて冷たいのですが、
登山口に入ってしまえば、樹林帯で風は遮られますので意外と大丈夫。

今回は、ちょっと勾配のキツいルート
(銀峰経由)を上ったせいもあり、ニット帽が暑い位。
雄岳山頂に近づくと、少しだけ道の端に雪が残っています。前日はもっと積もってたのかな。



頂上は、開けてくるので風が強い。
気温は、−2℃を指していました。




うー寒い。
ここでネックウォーマー装着。
雌岳山頂を横切ります。
さすがにひとも少ない…

馬の背


試練の道

雌岳から下山してR166を横切ってダイトレへ。
気が滅入る、竹内峠から。
とにかく真っ昼間なのに薄暗い。
もうちょい樹木を間引いたらどうなのかしら?といつも勝手なことを思うのですが、
今日はその樹木のおかげで風を遮ることが
できています。
舗装林道の一部に、
ガッチガチのツルツルに凍結してる箇所がありました。



ここから先凍結してる?アイゼン装着か?と迷いましたが、そこだけでした。

竹内峠を抜けて平石峠へ。
ここからは登りが長くなります。
時折樹林帯が切れると、
冷たい風が吹き付けてきて、
一気に体温が奪われていく感じ。
登って息は上がるのに、体温は上っていかない。でも、アカン寒い、という感覚はあまりありませんでした。
それよりペースが上がらない。
ダイトレは段差の大きい階段地獄ですが、
それにしても脚が出ない…
全く給水も補給もしてないことを思い出しました。
寒いので給水は、お湯でするつもりで、
サーモスを持ってきたのですが、
ザックのどこにいれたか思い出せない。
仕方なくザックを下ろすために、
3箇所あるバックルを外そうとしました。

…あれ?
手。
手、どこいった?

いや、もちろん、手はあるんですが
全く感覚がない。
グローブをしていて、冷たいとは全く思ってなかったのに。

こえぇよ…

割と苦労してグローブを外して、
カイロで温めて、やっと手が戻ってきました。(どこにもいってない。)
ですが、バックルは寒さで固くなっていて、
なかなか開かず、ナンギしました。

ここで、やっと、
自分の身体が、感覚以上に冷え切っていることに気がつきました。

このままではマズいかも、と怖くなって、
残りの防寒グッズをフル装着。
フリースベストは暑くなるから要らないか?
と車に置いて行きかけたのですが、
持って来てよかった…と心底思いました。

暑くなることは1mmもなく、
(動いても動いても寒いよ!)
寒風吹きすさぶ葛城山頂は10秒で立ち去り、北尾根ルートから下山。
御所駅まで自走で行き、二上山駅まで電車で戻りました。

スントには裏切られ(充電失敗)

いや、ひと晩、しましたやんかぁ…


登山アプリもログ保存に失敗してしまい、
正確なログが残っていないのですが、
時間は4時間ちょい、距離は20km弱くらい、
累積標高は1900mくらいの筈。
※時間は二上山〜葛城山下山まで
(ここまで距離は、19kmくらい)
(葛城山登山口から御所駅までは
 4kmちょっと)

保温ポイントは?

トレラン装備で山中に入った中では、
最低気温をマークした日でした。
多分-5℃を下回っていたのでは
ないでしょうか。
ウェアリングは大失敗。
動き続けているのに、あんなに冷えきるとは思っていませんでした。
体感まかせでは危ない。

保温するポイントとしては、
首・頭・下腹部・手の甲、
そして、手首含む腕、だと思いました。

ウィンドシェルの上からアームカバーを装着(寒すぎて
 いったん脱ぐ勇気がなかった)
していたのですが、それでも腕は寒かったらしく、翌日、両二の腕が、激筋肉痛でした。
寒くて、ギューギューに締めてたんですね…
これにはびっくりしました。

風向きもあるかもですが、胴体は、
ザックもあるので意外と暖かいのですよね。
フリースベストも背側は汗まみれでした。
登山用なので汗戻りは
あまりなかったのですが。

補給のもうひとつの目的

登りはほとんど走れませんが、
ゆっくり歩くよりは早いペースで移動するし
登り階段で大腿部の大きい筋肉を使うから
熱産生はするだろうと思ってました。

ですが、
低山とはいえ、標高が上がるにつれ、下がっていく気温。
そして、吹き付ける強風で、急降下する、体感温度。

※標高+100m→気温−0.6度
※風速+1m→体感温度-1度

奪われる熱>>熱産生 になっていったとき、
何で保温するかといえば、
衣服と、そしてカロリー補給か、
と思いました。
4時間、しかも早歩きペースなら
無補給でいける時間です。
実際に空腹は全く感じてませんでした。
ただ低気温って、消耗が早い。
体温保持するのにカロリー使うてのも
あるでしょう。
逆に言えば、マメに補給して体温保持をしていなければならない。

むりやり補給食を口に押し込んで、
数分経ったとき、なぜか側頭部だけ
カイロを貼ったかのように熱くなって
びっくりしました。

思うに、
わずかな補給でも、体温アップ
→冷えているため、体幹には恩恵を
 感じられないが、ニット帽+髪の毛、
 (わたしはハチ部分の頭髪が多い)
 で表皮温が下がってない部分では
 実感できた。
なのでは、と。
魔法か、と思いましたよね…
ただの餅(しかも正月の残り)ですが。

低気温時は、30分に一回は、
なにか食べとく方がいいかも。
すぐ取り出せるとこに
チョコとかキャラメル入れとこう。
(そして食べて帰ろう)
(↑ポッケに入れたまま洗濯するとか、
 絶対に避けたい)

そして、今回最大に思ったことは、

「真冬の給水は、お湯に限る」。

お白湯、五臓六腑に染み渡る、
天上の甘露でした。
ただの沸かした水道水ですが。

曇り問題

冷たさで、鼻がもげる、と思い
ヤケーヌ装着してみましたが、
3秒後、メガネ真っ白…
曇りどめ、惨敗でした。

日常生活では活躍


うーん、どうしたものか。
…鼻だけ覆うマスクを自作か…?
(最悪の見た目)




当記事のタイトルを思いついたときの
わたしの「うまいこと言うた」顔を
思い浮かべながら再読いただきますと
よりお楽しみいただけます。
(知らんけど)







 

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