お伊勢参らば朝熊をかけよ

2020年11月26日木曜日

お伊勢 山歩き

 



「一生に一度は」と伊勢に憧れ、
お伊勢参りが流行した江戸時代。
参宮を終えた人々は朝熊山の山上にある
朝熊岳金剛證寺
(あさまだけこんごうしょうじ)
へも参詣するのが慣わしでした。
朝熊岳金剛證寺は、昔から伊勢神宮の鬼門を守る寺として「伊勢神宮の奥之院」とも呼ばれ、「お伊勢参らば朝熊をかけよ、
朝熊かけねば片参り」と
伊勢音頭に唄われたと言われているほど、
伊勢神宮とともに盛んに参詣されていました。

伊勢神宮には、一年に2回くらい行ってますが
朝熊岳金剛證寺には行ったことがない。
登山ルートがいくつかある、ということで
絶好の登山日和の11/14、行ってきました。
With 夫。
あ、ベカ太郎もだわ…(帰れ)

近鉄朝熊駅から徒歩10分、
朝熊岳道スタート。




どことなく伊勢路風味の、石畳が残っています。
2.6km、見晴らし台へ。



金剛證寺方面は、舗装路です。
伊勢スカイラインを横目に見つつ…






おお。立派なお寺です。



鬼門を守るので丑寅がいます。

大黒さまがアタマにいる


わあー。



この美しさをお伝えできない…!
この、写真下手下手マンめ…!!
(不治)


展望台まで歩きました。
伊勢スカイラインの終点でもあり、
大賑わい。



天気に恵まれると、本当に絶景です。
山頂で晴天のことがほとんどないのに、
今日は大勝利!



絶景だけあって、「天空」絶賛推し。

天空の足湯。



天空のポスト。



天空の伊勢うどん。



この天空のポスト、
絶好の撮影ポイントで、
ほうきの貸し出しがありました。
何をするかというと、
コレですね。



空飛ぶほうき写真。

色々なところであるみたいですね。

長野県


小豆島


わたしコレがすきだなあ…


(なにやっとんねん…)


めっちゃ人の多いところでは
勇気がいりますね…
コドモさんは可愛かったですけれども。


さて、ここから下山バスも出てますが、
自力移動でがんばります。
展望台で眺望を楽しんだ後なので
順序が逆のような気がしなくもないのですが
朝熊岳の山頂を目指し、登山道に復帰。
お天気と季節のせいか、登山道でお会いする人の数が多い…
数十キロ行っても、会う人数は片手で足りることの多い、わたしの山行きでは、
破格の人数です。

山頂~



伊勢内宮に向かいますので、下山は宇治岳道をチョイス。
山頂からは8km弱くらいかな・・・

ただ今の時刻は、14:00前。
伊勢市駅から乗る、帰りの特急は16:40。
内宮から伊勢市駅までは3km、
内宮にお参りする時間を考えると、
時間がたっぷりある訳ではありません。
下りですので、ベカ太郎がいなければ走りたいところですが、さて、路面はどうだろう。

朝熊峠を過ぎると、だんだんガレて来ました。
行きに使った朝熊岳道よりは整備ができていませんが、それでも、別に荒れ荒れってわけではありません。
基本一本道なんですけど、作業道とか
伊勢スカイラインに下りる舗装路とか
分岐したりもしています。
ですが、
標識もありますし、町石と石地蔵が見えている限り間違ってはいません。

朝熊峠から3kmあたりまではわりと勾配のきついガレ気味の道ですが、
そこ以降は、ぐっとなだらかになり、整備もされています。



この道は、大正15年から、昭和39年まで
内宮からの登山バスが走っていたとのこと。



山道をゴトゴト行くバス。
風情あったでしょうねえ。


排水の加減かな、ところどころで溝が切ってますので、注意ですね。



内宮の裏側におりてきました。
内宮側の登山口。



時刻は15:00。あ、余裕じゃね?
おかげ横丁赤福本店、寄れる?

朝熊岳を振り返って。



ところが、おかげ横丁はすんごい人出。
赤福なんてこの始末。
(外宮前の支店が穴場です…)






内宮の参拝も行列でした…
気がついたら15:45くらい。
もう、伊勢市駅までは
バスに乗ることにしました。

登山アプリ終了。
18.4kmでした。お疲れ!






一度行ってみたいと思いつつ、
奈良マラソンと時期が重なっていた
伊勢の森トレイルは、宇治岳道を上がるのね。
期せずしてコースの一部に行くことができました。

お天気に恵まれれば、本当に絶景だし、
登山道はマイルドなので
お伊勢参りに行かれるときに、
朝熊かけ、セットで行かれたら
楽しいと思います。
宇治岳道なら、ランシューでも普通のスニーカーでも大丈夫そう。
朝熊岳道は、滑るかもしれません…
(特に下り)


少しルートファインディングがいりそうだけど、二見ヶ浦から上がる道もあるみたい。
外宮→内宮→二見ヶ浦→朝熊岳
とか、やってみたいなあ。
(ソワソワ)



























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