小辺路旅 よもやま

2020年11月13日金曜日

別館・ねこの館 

川湯温泉の宿にて。
お部屋はこちらです、と案内された別館のフロントには、にゃんと、ねこ様たちがおられました。



まあ……♡



さらに、ですよ?
子猫ちゃんが、わたしのカーゴパンツのひもにじゃれてくる、という、コラマタ鼻血もののひとときが。

あーーーーーー!!!!
かわええぇぇーーーーー!!!!
(絶叫)

こみあげる、このココロの高ぶりを
渾身のショットに!!!



…。

動物の写真がヘタクソすぎる病気。
(不治)

せいいっぱい…

それはバスの旅

車を停めている高野山まで戻るため
「世界遺産聖地巡礼バス」というバスを、ネット予約していました。
川湯温泉→高野山・千手院橋 5000円。
所要時間は、4時間。

本来は、
 平日・午前中1便
 土日祝・午前と午後1便ずつ
であったものが、コロナの影響により
 平日・なし
 土日祝・午前中1便
に減便されており、
午後便があれば、もう少しゆっくりできたのにな、と少し残念に思っていました。

時間になってバス停にやってきたのは
小さめの路線バスでした。
なんせ「聖地巡礼バス」なので、観光バス的なものを想像しており、

あ、これじゃないわね。
時間が遅れてるのかしらね。

と、そのバスには乗らず立っていました。
すると、バスの運転手さんは、マイクをON。
朝の温泉町に、

お・ぐ・ら・さーん!!
 おぐらさん!
 乗って下さーい!!!

という声が響き渡りました…
実は、「聖地巡礼バス」は、観光バスではなく、路線バスを乗り継いでいくという
太川蛭子のバス旅、的なものなのでした。
あわてて乗り込んで、事なきを得ましたが、
これを逃したらエライ目に合うところでした。
恥ずかしかったけど、運転手さんGJ。



山間の狭い道を、驚愕のドラテクでバスは行き、1時間弱で、乗り換え地に着きました。
(中辺路美術館)

な、なにもない…


乗り換えるバスの運転手さんにも
「おぐらさんですね?こちらに乗って下さい」
とお声かけいただき、
(多分、最後まで乗るのは
 わたしだけのもよう)
休憩後、再出発。



龍神温泉経由、龍神スカイラインで高野山方面に進みます。
龍神スカイラインは、山間部を850mくらい上がっていきますが、その道中の、山々の木々の色づきの美しかったこと。

わー。ラッキー。

龍神スカイラインを走るウルトラマラソンは
6月だったのですが、この時期にあればいいのに!と思ったりしました。

最高地点・護摩壇タワーでまた乗り換え。




紅葉は見ごろ、お天気もばっちりの日曜日だったので、護摩壇タワー、大賑わいでした。

またまた休憩後再出発。

ハイシーズンをなめるな

順調にバスは進み、高野山の街中に近づいてきました。
すると。
まー見たことないくらい、高野山の街中は
車と人で溢れかえっていました。
道路に面した駐車場は、全部満車。

こーいっちゃナンですが、
普段なら閑散としてるおみやげ屋さんとか、
飲食店が、もう、長蛇の列。
バスも遅々として進まなくなりましたが、
どうにか目的の場所で降車できました。

はー。長かった・・・(4時間超)

街中が混んでいるのも道理で、
標高900mを超える高野山の町は、
それは美しい紅葉。
美しいお寺と紅葉は、絵になります。





車を停めていた高野山町役場は、少し離れているので、まだ少し余裕がありました。
混雑シーズンに長い間スペースを使ってしまって申し訳なかったので、ちょっと安心。

わたしが帰路についたのはPM12:30過ぎで、
高野山から下りる方の道は、
街中を抜ければ渋滞はしていませんでしたが、
これが夕方だったら、この大勢の観光のひとたちが帰るタイミングとカチ合って、
もうエライことになっていた。
バスがあさイチでよかった…

街中を抜けても、
食べ物を売っているお店というお店は、
全て駐車場にも入れない状態。
高野山に向かう方の上り道は、ふもと15kmくらいまでびっしりでした。
渋滞の末尾を見たのは13:45くらいでしたが
あのあたりにいた車が高野山に着いたのは
いったい何時だったのだろうか…

教訓。
高野山の紅葉はとても美しいが
朝イチに来て、
昼には下山しなければならない。
もしくは
自走で上がって自走で下りるか。
(駅に向かうバスも動かないから電車もNG)

軽量化の努力

パッキングの内容的には
伊勢路のときとほぼ変わってはいないのですが、量を減らしました。

減らしたもの。

・2日目のランウェア一式
  事前に1日目の宿に問い合わせをして
  洗濯乾燥機があることを確認しました。
  もし混雑などで使えなければ
  ざっと洗って、とにかく乾かして
  着るつもりでした。
    ギリギリまで天気予報を確認し続け、
  雨はナシと判断したので、
  2日目の着替えはなし。
  ただし、帰りの服は、
  軽量化のためもありましたが
  すべてスポーツウェアにしました。
  (その気になれば走れる服)

・帰りの服兼寝間着として綿のTシャツ
  速乾性のTシャツに変更

・帰りの羽織もの
  ランウェア兼用のウィンドシェルを
  帰りも羽織りました。

・充電用AC変換器
  コンセントの数を聞いて、
  2個から1個に。
  家族間連絡用のケータイは、
  夜と朝のみ、着信確認して
  行動中は電源offにしました。
  どうせ通信できないし。
  なので充電器も持って行きませんでした。

・ライト類の重量
  ヘッデン・ハンドの
  2灯体制ではありましたが
  夜間は緊急時以外、
  行動しないと決めましたので
  小型の乾電池式のものにしました。  
  光量も持続時間も落ちますが、
  使用に問題ない程度。
  ライト類自体の重量は減り、
  充電器も不要となりました。

重量にして750gほどの減量となりました。
ひとつひとつは小さいのですが、
増えるときも減るときも、
ちりつも ですねえ。

ザックの背負い方も試行錯誤中ですが、

・ウェストベルトは可能な限り締める
・チェストベルトの位置を変えて、上目に
・逆に肩はあまり極端に締めないように

これにより、重量感は、かなり変わったように思います。
(パーゴワークス Rush30を
 156cmが背負う場合)

ウェアリングとアミアミ

今回は、予想気温6℃〜18℃の温度差に
対応しなくてはならなかったのですが、
ウェアリングはうまくいったと思います。

ベース
 アンダーアーマーヒートギア長袖T
 速乾半袖T

6℃対応として
 アームカバー
 グローブに長袖Tのサムホール重ね
 モンベルEXウィンドJK

風、標高で更に体感気温低下の対応
 首にバフ
 100均あたたか手袋
 Salomonウィンドシェル

暑くなる場合は、ベースに近づけるように
調整
(身につけているものをはずしていく)
していくのですが、重量が増すことも
ありませんでした。
首、手の甲、二の腕を暖かくすると
かなり違うという感覚を大事にして
小物で調整してよかった。
あと、アンダーウェアに
ミレードライナミックメッシュを新規投入、
先人の皆様の「汗冷え対策によい」
というご意見にしたがってよかった!
汗濡れした服が
ホンマに肌にはりつかない。
半袖にして肩を守ったのも正解でした。
ただ。
下着類の乾きが悪いと意味がないため、
自分的最強乾き下着、
ランブラ→モンベルジオライン
ぱんつ→ユニクロエアリズム
(↑乾く訳ではないが濡れ感が少なく
 縫い目がないのが低ストレス)
をチョイスし、さらに、
アンダー→ランブラの順で装着して、すそも、ぱんつにつっこんでいました。
そのせいで、胴体にかなり強目に、アミアミのあとがつきました。
翌日には消えましたが。

アミアミ


次は、中辺路に行きたいのですが、
冬期に入っちゃいますので、
3月くらいに再開かなあ。
それまでは日帰り中心で、楽しんでいきたいと思います。

小辺路レポ、
これにておしまいでございます。
今回も、長くなってしまいましたレポを
最後までお読みいただきまして
本当にありがとうございました!!


もし、拙旅の小辺路、
ルート・コースタイムなど、
ご興味がおありの方がいらっしゃいましたら、
ヤマレコに山行記録をあげておりますので
よろしければ
ご参考になさって下さいませ。

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