小辺路旅 その1

2020年11月2日月曜日

トレラン 熊野古道小辺路 山歩き

熊野参詣道小辺路、
全長70km、踏破しました。

熊野古道 小辺路(こへち)
熊野古道 小辺路は、高野山と熊野三山の両霊場を最短距離で結ぶ道。
紀伊半島中央部を南北に縦断し、途中には伯母子山をはじめとする標高1,000m以上の峠を三度も越える、熊野参詣道の中でも最も険しい道です。

10/30 高野山スタート 三浦口泊
10/31 熊野本宮大社 ゴール

ゴール後、川湯温泉で1泊。
2泊3日の旅でした。

実施まで



全長70km、1000m級越えを3回。
1日40kmくらい動けるか…ムリか?
屋根と壁がある宿泊箇所があるのは

17km 大股(民宿、ホテル)
19km 伯母子岳避難小屋1
24km 伯母子岳避難小屋2
35km 三浦口(民宿)
55km 十津川温泉
   (民宿、ホテル)
70km 熊野本宮大社付近
   (民宿、ホテル)

できたら、1日目は十津川まで行きたい。
そしたら、翌日、遅くても昼までには、本宮に着くだろうからと思いました。

でも、2回の1000m越えを含む55km。
2つ目の山を降りたあたりが47km、
十津川までロードを8km走ります。
(バスによるエスケープ可能箇所はここのロードだけ。)

仮に朝6:00からスタートできて、
天気、ルート、体調、路面、全てがうまくいったとしても、ロードに入って、すぐ暗くなるくらいの時間だろう。
ちょっとなにかあって遅れだしたら、山中で暗くなる…
調べていくと、ルートのあちこちで、崩落による迂回路が引かれている模様でした。

無理な計画、ダメ、絶対。
ギリギリは焦りを呼ぶ。

35km三浦口までなら大丈夫か…?
試しに大股までのルートを15km走ってみましたら何とかいけそうだったので、三浦口の民宿に、宿泊の問い合わせをしました。
三浦口の宿泊施設は、2箇所しかないし、
12月〜2月は冬期閉鎖。
泊まれる日を中心に計画をたてるしかありません。
何日か候補日を出して、この日は宿泊できると言われた日、それが10/30(金)でした。

2日目の距離が35km、1000m2回越えになったことにより、ゴールも夕方近くになるだろうし、その日に帰るのはタイトだな…
(16:30くらいのバスがリミット)

5kmほど離れた川湯温泉に宿泊予約して
温泉&上げ膳据え膳を、自分の鼻先ニンジンとして、頑張ることにしました。

さて、スタート地までは、

南海高野線極楽橋 → ケーブル
高野山駅 → バス
千手院橋 → 徒歩

電車だと自宅から、最速でも3時間以上かかります。日没が早い今の時期、できるだけ早い時間にスタートしたいので、高野山までは車で行きました。高野山の駐車場は、一箇所を除いて全部無料だし。
そうなると帰りも高野山に戻らなくては、
ということになりますが、
4月〜11月末までは 
世界遺産「高野山・熊野」聖地巡礼バス
という、本宮大社←→高野山のバスがあり、
そちらを予約しました。
(現在は土日のみ1便のみ運行)

この計画にしたことによって、
自分にとってはおもしろいことが色々起こって、さらに楽しい旅となったので
長々前置きしました。失礼致しました。

では、本編を。

スタート〜17km大股

寝過ごしたり、コンビニ寄ったりで
予定より高野山着が遅れる波乱の幕開け。



高野町役場に、常設の広い駐車場があって
割と穴場なのでそこの隅っこに停めました。
3日間も、スマンね。



必死で4kgちょい切れにまとめたRush30を背負い、8:00前、スタート地点です。



最初は林道から。高野山自体が既に標高900mくらいなので、眺望が開けるところは周りを見下ろす感じです。
山また山また山山山…



薄峠から下りに転じます。



高野山は槙を植林しているので、落葉が槙です。



こんな看板も。



ご、500万…

どんどん下って、大滝集落の手前。
すごく下った感がありますが、標高720m。



ここから激上って、大滝集落へ。
登りトレイルを経て、龍神スカイラインに合流です。



昨年ここを走るウルトラマラソンに出たとき、見て驚いた標識。



今日はわたしが小辺路トラベラーです。

2kmちょい上がって、またトレイルへ。






おお。ちょっとテンション上がるね。
ここ以降、行先が「熊野本宮大社」と表示されるのは、ゴール手前2kmでした。

林道タイノ原線とトレイルを出たり入ったり。



下りなので、できるだけ時間短縮できるよう
頑張って走っています。
最後に急なトレイルを下って、大股バス停に到着です。



目標だった、3時間は切れました。
よし、悪くないペース。

バスは1日一本…


登山届を書いて、伯母子岳へ入ります。
まずは6.6km、600m上がり。



(続きます。)




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