旅は道連れ・登山アプリ

2020年8月23日日曜日

トレラン へっぽこ考察 山歩き


わたしが山に行くときに欠かせないのが、
登山地図アプリです。

正直言っちゃうと、既知のルートには
紙の地図を持って行かない時もあります。
でも、登山地図アプリを入れたスマホは
何があっても、例え裏山であっても、
必ず持って行きます。

なぜ登山地図アプリなのか

99.9%の割合で単独行で山に行きます。
それだと当然、人に着いていく、
ということができないため、
自分でルートを確認していく訳ですが、
当然地図がいる。
それは紙の地図でいいわけなのですが…

恥ずかしながら、わたしは、
読図スキルが著しく低い。
勉強するする言って、全然できてない。
もう何の言い訳もできません。

「今の自分の位置」を把握し、
「進むべきルート」を確認することが
GPSのチカラを借りることで
簡単にできる登山アプリがなければ、
何回遭難していることか。
加えて、
山中に入ればもちろんのこと、
なんなら登山口に向かう道ですら
通信が入らないことが多いため、
(低山で山かげになるから)
(docomo系格安SIM)
オフラインでも表示できる地図でなければ
なりません。

何を使っているのか

けっこー色々使ってみて、
今は、以下3種類。
・ヤマレコマップ
・ジオグラフィカ
・ヤマップ
すべて基本は無料アプリです。

最低条件として、
通信を再開しようとしない。
 →行動中は、バッテリーの消費を
  抑えるため機内モードにしています。
  が、地図の拡縮をする時に
  アプリによっては、
  通信を再開しようとする場合あり。
  通信できない環境では、フリーズして
  どうしようもなくなる。
・最低6時間くらいはバッテリを保たす
 程度の、電池消費量。
 →もちろん、モバイルバッテリーは
  持ってますが、消費しないに
  こしたことはない。

山に行く前に

行き先を決めたら、
1.登山アプリで、目的地周辺の地図を
 ダウンロード
2.ダウンロード後、機内モードにして
 アプリで、その地図がちゃんと
 表示できることを確認。
 拡縮できることも確認。

これはどのアプリでも同じ。

色々やらかした結果、
登る山の登山ルートだけではなくて、
エスケープのルートや交通機関の
チェック、そこまでのルートも含めた範囲を
ダウンロードするようにしています。
機内モードでは、ダウンロードした
範囲外の部分は地図上に表示されませんので
広めにダウンロードしておきます。
万一アプリがフリーズしたときの
保険として、以上の処理を複数アプリで行い
確認するようにしています。

各アプリの個人的な感想を。

ヤマレコマップ




山名で検索して、地図をダウンロードする
やり方の他に、ヤマレコに投稿された
山行き記録をダウンロードすることもできます。
わたしは、後者のやり方をすることが
圧倒的に多いです。
無料ですが、ダウンロードできる地図数を
無制限にしたい場合は、課金あり。
(課金してます。)
予定ルートから逸脱した時に
音声アラームでお知らせ。

いいところ
1.ダウンロードしたルートだけじゃなく、
先人のルート線も表示されている。
そのため、予定を変更せざるを得なくなった
時、慌てなくて済む。
(ただし、先人のルートが通れるかは
保証なし)
2.地図の拡縮と表示がスムーズ。
3.わたしはHuawaiのスマホなのですが、
設定に注意がいるらしく、
起動時にメッセージを表示してくれる。

困るところ
1.地図のダウンロードがちょっと遅い

ジオグラフィカ




無料ですが、ダウンロードできる地図数を
無制限にしたい場合は、課金あり。
個人的な感想ですが、直感的に操作しづらい。
マニュアルも、うーん…もう少し、どうにか…
基本操作は、このサイト
わかりやすかったです。
予定ルートから逸脱した時に
音声アラームでお知らせ。

いいところ
→地図のダウンロードが早い。
 時間・高度の音声ガイドがある。

困るところ
→gpxファイルで読んだ地図を表示させると
 地図の拡縮のとき、
 通信をはじめようとする時がある。
 Huawaiのスマホだというのが、
 関係してるのかな?
 あと、操作アイコンが画面の左右に多くて、
 ちょっと手が触れたらメニューが
 表示されたりする…(ジャマ

剛直球なアラーム。
嫌いじゃないよ(笑)


ヤマップ




無料。ダウンロードできる地図数も無制限。
山名で検索して、地図をダウンロードする
やり方の他に、ヤマップに投稿された
山行き記録をダウンロードすることもできます。
いいところ
→表示が早い。挙動が安定。
 バッテリーの保ちは、いちばんいい。
 ルートに標準コースタイムが
 表示されている。
 
困るところ
→地図のダウンロードが遅い。

多くの場合、使用の優先順位を
1.ヤマレコマップ(先人ルートがあるから)
2.ヤマップ
にしています。

ジオグラフィカは、
最近あんまり使ってないなあ。
でも高度を気にして登る場合は
音声案内は、やっぱり便利です。
 

何を使うかより、どう使うか

走るORスピードハイクに近いペースで
行動していると、分岐を見落としたり
無意識に走りやすい道に入ってしまい
ロストしやすい、と感じます。
自分はもちろんのこと、他の人も。
トレランレースに出てる時でも、
そういう例をたくさん見ました。

分岐した前後は、必ず画面を見て
ルート上にいることを確認。
確信があるルート以外は、
道の様子から「絶対にルートでしょうよ」
と思う道でも、定期的に画面を見て確認。

「予定ルートから外れてる」アラートは、
だいぶ進まないと教えてくれないので
アテにしてると割と痛い目に遭う…

繰り返しになりますが、
ビビリのくせに単独行をする自分の
リスクマネジメントとして
道迷いをしていない客観的事実、は
常に確認できていることが必要です。
ペースとか、補給とか。
全ては「道を間違ってない」ことの上で
成り立つハナシで、
じぶんを平静に保つためには、
絶対に必要な要素なのです@自分。

ヘボいスマホのGPSでも、
1m動けば、画面上の現在地マーカーは
動きます。極端につづら折れになってる
ような道では、現在地マーカーは
ルート線から少し外れて
表示されるので、実際の道と
よく見比べながら。
他に踏んでる道がなさそうなら
気にしなくていいけど、疑う気持ちは
持ってた方がいいかもしれない、
といつも思ってます。


ことほどさように、スマホと一心同体で
山行きしてるので、
重いスマホはイヤなんだけども、
軽くても画面の小さい機種にするのは
できないんですよね…


実は、登山用GPSも持ってるんですよー。
こちらのGPS精度はすごくて、
半歩動いても、ビシビシついてくる!
単三電池なのでバッテリー切れの心配なし。
…なんですけど、
画面がもう致命的に小さい!!

登山者は中高年が圧倒的大多数なのに
ろーがん問題を、どう考えているのか(笑)。

こーゆーのの、軽量化されたやつ、
早く出ないかなぁ…





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