夜の女王のアリア

2020年6月14日日曜日

ダイトレ トレラン


6/6に、ダイトレを走って来ました。

槇尾山・施福寺スタートで、
できたら全縦走して、屯鶴峯まで
いきたいと思ってましたが、
水越峠の手前で終了しました。




実施の時間経過は別記事にまとめました。
こちら

辺境・拙ブログの中でも
特に人気のない山ネタ(笑)。
ひとえにわたしの筆力のなさが原因です。
付き合ってられないよって方は、
どうぞまたのお越しをお待ちしております。


人気のなかった(笑)前回ダイトレ記事


スタート地点まで

スタート地点の施福寺までは、
交通機関が不便なのが難点。
オフィシャルには和泉中央駅ですが
それでも10km越えてます。
(通常はバスを乗り継ぐ)
わたしは、河内長野駅まで電車、
違う方面行きのバスに乗り
途中で降りてラン。
広い道が通っていて、上りが少しラクに
なっていました。


施福寺ふもとの売店は8:00開店。
石段を上がっていくときには、
すでにおりて来られる方が
結構いらっしゃいました。

スタートから滝畑

ダイトレスタート。



下りから始まりますが
途中、峠を2つ越えるので、
それなりに上ります。しんどい…
キツいな、と思いながら時計を見ると
まだ1.5kmしか進んでなくて絶望。
先が思いやられます。
が、走ってるうちに身体が慣れて来て
ボテ峠通過。ここからは全下り。

滝畑ダムの駐車場に到着。
施福寺のふもとから、1時間くらい。
人が多いー。


ちょっと外れた売店の自販機で
水&お茶&カフェオレ購入。
ここから、20kmくらい補給ポイントなし。
この時点で手持ちは1.5l。

滝畑〜岩湧山〜紀見峠

岩湧山登り開始。
登ってる人を、今までで、一番たくさん
見ました。時間的にいつもより早い
ということと自粛明けの週末、と
いうこともあるでしょうね。
マスクはされてない方が大半でした。
わたしはここまでヤケーヌをしてましたが
斜度が上がったあたりで耐えられなくなり
下げました。
あーーー空気が、ウマい!

ところで、登ってる人は
お二人連れが一番多くて、
ご夫婦かな、男女ペアが多かった。
その中にお若い男女がいらして、
新婚さんか、恋人同士って感じ。
お二人、ステキな山ウェアを
着てらしたんだけど、女性は手ぶらでした。
男性のザックが大きいことを思うと
全部ぼくが持つよ、
ってことなんですよね、きっと。
…そんな選択肢の登山が、この世に
あるなんて、考えたことなかったよ…
(´・ω・`)
ひとが多いと、色んなものを見るものだ…

もちろん、
持ってくれる人などいないわたしは、
3kg をしょったまま、
ゼーゼーしながら
2人をブチ抜いて(泣いてません)
山頂へ到着。
ちょい休憩の後、下山開始。

岩湧山頂〜紀見峠

前回、足先が痛くて難儀したルート。
今日は痛いところはなし。
ここから岩湧三合目までは
稼ぎどころなので、がんばって走ります。
上がってくるひとも多いのですが、
道幅が広いので安心。

…で、岩湧三合目。
ここから様相が変わります。
斜度がキツい、人がいない、
路面がシビア。
ダイトレといえば木階段地獄ですが、
その段の高さが高いし、
なんならその階段すらなくて根がむき出し
の箇所もあります。
わたしは下ってるのですが
安全第一で下りてるのでペースが
上がらない…
ここ、登るのホンマツラいよね、と
思ってると、下から登ってくる人が。

うわー勇者だ!

道を譲ってすれ違いざま、挨拶の後、
「キツいですねーナイスアップ!」
とお声かけしたら、
爽やか男子、
「キツいです!でも久しぶりなんで
 嬉しい!」とサワヤカに笑って
おられました。

行けども行けども斜度がゆるくならない。
結局、下りなのに、7kmに1:20
なんとか1:00位で下りられるように
なりたいな。

紀見峠〜金剛山

紀見峠で一瞬舗装路に出たら、
すぐ金剛山の登り口。
山の神まで
舗装路の登りです。

山の神から未舗装路開始、
ここからしばらく階段地獄ですが
高さが普通なのでマシ。



自販機がある、ちはや園地まで
約12km800mくらいは上がるかな…

とりあえず目標点を

1.タンボ山(1/4位)
2.行者杉(1/2位)
3.高谷山(3/4位)
4.久留野峠(あと一息)




それぞれ定め、頑張ります。
日没までの残り時間が気になっていて、
なんとか14:00までに
ちはや園地に着けないだろうか、
と思っていました。

タンボ山、行者杉までは比較的早く
行者杉は13:00過ぎの通過でした。

道は、走れる箇所もあるので
なんとか詰めたい、と
ペースを上げますが、なんで上げられるか
というと道が下ってるんですね。
標高を上げていくべきところで下る、
ということは…
そう、次の上りがキツくなる。

高谷山までがもう、キツくて長くて。
よせばいいのに登山アプリを
立ち上げて、残り距離と上がるべき
高さをわざわざ見ては絶望していました。
(はよ、進みよし)
ようやっと、
高谷山を通過したのは14:00前。

水の残量が少なく、口はカラカラ。
ぺースは落ちる一方で、
ちはや園地についたのは14:30前でした。

食堂・売店はコロナ禍前に廃業しており、
自販機も死んでいると聞いてましたが
普通に自販機は稼働していました。
助かった…

椅子に座って、補給と休憩。
先を思案しました。
次の水越峠までは下りだけど
必死で走っても1時間以上はかかる。
水越峠を越えて葛城山。
水越峠は激キツイので1:30くらい。
葛城山頂付近に早くて17:30前くらい?
最終ケーブルはもう間に合わない。
ダイトレは岩湧山、葛城山頂付近以外
ほぼ眺望が開けません。
葛城山の山中は、15:00頃でも薄暗い。

葛城山から先の道。
葛城山頂をすぎたらもうエスケープは
できません。
ルートは確信があるけど
段差の大きい階段地獄、
ジリジリとしか進めないだろうな…

慣れない山道の夜間走に
尻込みする気持ちが
大きくなって来ました。
金剛山からエスケープすることも
できるけど、水越峠からの最終バスには
間に合いそうだし、とにかく先へ。

金剛山〜水越峠

ダイトレ中、最高峰の金剛山(1,125m)
ですが、頂上はルートからそれなければ
行けません。
三角点のある、葛城神社の一の鳥居の前で
手を合わせて、先を急ぎます。





長目の休憩と補給を取ったおかげで、
体力・気力ゲージは回復、
自分比では、だいぶ頑張りましたが
水越峠に着いた時には16:00を回っていました。
まだ行ける、登ることはできる。
水越峠にいったん入り、登り始めましたが
このままどんどん暗くなる、と思うと
躊躇しました。
水越峠から富田林駅への最終バスは、
16:25
ここでやめよう。
と心を決めて、引き返しました。



バス停までの下りを走り、バスには
間に合いましたが、
まだ行けそうだったので、駅までの13kmを
走り、
計 55kmちょいの道程でした。

夜を克服したい

せめてライトなしで足元が見える間に、
階段地獄が終わる所までは
行き着いていたい、と思ってました。
だけども甘かった…
ライトも二灯で準備してましたが、
いざ、10kmを超える山道を一人で
歩き続けることになる、となったら
こんなに「怖い、不安」と思うとは。

わたしの場合、「怖さ」は、
バイアスを生み、「早く不安から抜けたい」
一心で、安直な選択に流れがちです。
例えば、分岐してる道なら、
先がわからなくても、とにかく早い方で!
とかやってしまいがち。
後から、なんで??と思うことも
「不安から逃げられない」状況下なら
いくらでもやらかします…

、ので、
迷うならやめる、は正解です、が…

このままではいやだな。
「怖いからできない」を減らしたい。

できるようになりたい!
と、とても思うので、練習します。

まずは3km。

なにが怖くて、どうなれば怖くなくなるのか。
なにが見えて、なにを見落とすのか。

やってみなければ何もわからないから
まずはやってみよう。

これができれば、使える時間が増える。
使える時間が増えれば、選択肢が増える。

夜を制したい。
夜を制して、自分の世界を広げよう。
目指すは、夜の女王(ウソ)。


ヨレた夜の女王



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