(うち、DNF2回。
2016年土山、2019年さが桜)
5回目(6回2018年DNS)の、
あいの土山マラソン。
スタートは10:25なのですが、
会場近くの駐車場は、
早くにいっぱいになります。
今年は到着が8:00すぎになってしまい
いつも止める
会場に2番目に近い駐車場はすでに✕
R1をはさむ、3番目に近いところに
止めました。
大きくない大会ながら、
朝早くから食べ物屋台がOPENしていて
温かいうどんなど、食べてみました。
(+持参のおにぎり)
屋台前で、応援のカブさんを見つけました。
(遠いところありがとうございます)
買いだめた、という(笑)
幻の白メイタンをお裾分けいただき、感激。
フル出場の
ハマーさん、じぇーてぃーさん、
ハーフ出場のユキさんは
すでに来ておられるとのことでした。
サブ4目標ペースのわたしが
多分いちばん遅いゴールだろうな。
受付をして、更衣室で準備して、
9:30ころからアップ。
10:10ころ、数百m離れた
スタート地点に移動開始。
移動中、
えもさん
続いて、
ユキさん
にお会いでき、ご挨拶できました。
(ぐわT、ホンマ視認性高し。)
女子のスタートブロックは最前列
(ウェーブスタートの最初なので)
いつもその最前列近くに並びますが
今日はそんなの邪魔になるので
後ろの方に。
入る直前、じぇーてぃーさんが
来て下さって、握手できました。
ブロックの周りのひとたちが
「エラいんやろねえ」
と話し合っているのを聞きつつ
(キツいよ...)
(こんなキツいとこないよ...)
と改めて思いながら
どこまでもつだろうか、25kmくらいか?
と考えていました。
突貫工事にもならなかった練習の感じでは、
3:45分~50分切り、というのは
ホントに
謙遜でも詐欺でもなんでもなく
相当チャレンジブルだな、と思っていたので
ペースチャートは作らず
頭に入っている10kmごとの到達時間と
体感で上げ下げするつもりでした。
スタートロスは5秒。
下りで始まります。
スタート〜5km
04'52'' 05'11'' 05'09'' 05'11'' 05'21''5kmLAP 25'44''
SPLIT 25'44''
例年は4'30"前後くらい出ちゃう1km目
はともかく、
5'10"前後のペースは設定どおりですが
楽ではない体感でした。
上りで心肺がきつい訳ではないのですが
たまらない倦怠感。
事前に300mlくらいは水分を摂ってましたが
のどが渇いて、最初の給水で
水とスポドリ1杯ずつとりました。
6〜10km
05'17'' 05'10'' 05'11'' 05'14'' 05'14''5kmLAP 0:26'06''
SPLIT 0:51'50''
5~6kmは上りなのでこんなもん。
ですが、
微妙下りに入っても楽にならない。
7kmくらいで
5分後にスタートした
じぇーてぃーさんが軽やかに
抜き去っていかれました。
10km到達は51分50秒より
早くならないように、と思って走ってました。
ドンピシャの到達タイムですが、
体感的には、アラームが鳴ってました。
何回か書いてますが、
わたしのペース設定は、かなり慎重です。
練習では
160m上がりで10km=50分以内。
それを20kmまでなら、やれた。
(同じだけ下っている)
(だけど余裕は全くなし)
本番は
100m上がりで10km=52分台
それで余裕があるかどうか?
余裕、の定義は
「上がってしまうのを抑えるのに
苦労する」くらいのペース。
ハーフまではそのくらいで
いかないと、間違いなくつぶれる。
余裕があるだろう、と思った
このペース、フタをあけてみたら
「長く続かないだろうペース」でした。
5'15"を保つのに、全く余裕がない。
なんていうか、
呼吸が苦しい訳でもないのですが、
10kmにして、脚が怪しいのと、
とにかく怠いというか、熱っぽい?
(多分発熱していた訳ではない)
朝弱くはあるのですが、すでに11時半近く
10km過ぎたら、そろそろエンジンが
かかってきてもよさそうなものです。
コレ、アカンわ・・・
ものすごい絶望感でした。
11〜15km
05'11'' 05'08'' 05'10'' 05'24'' 05'06''5kmLAP 0:25'59''
SPLIT 1:17'49''
しかしこの後をどうするか、を考えなければ。
わたしという個体についてのみですが、
これまでの経験上、アカンようになった場合
心肺のキツさ→数秒でもいいからレスト
脚のキツさ→歩く
で持ち直すことが多く、
(身体の不調→ムリ)
ウルトラやらトレイルなら
それでもいいのですが、これはフルで
まだ10km過ぎ。
恥ずかしいし情けないしで抵抗が
ありましたが、先に進むためには仕方ない。
11kmの給水で、歩いて給水しました。
水2、スポドリ1、水を少し首にかけたら
ちょっとだけシャキっとして
下り基調にも助けられたのか
5'15"をかろうじて切れてますね。
ただ暗澹たる気持ちは、態度にも
ハッキリ出てしまっていて、
スライドでわたしを見つけて下さった
ユキさんが後で、
「見たこともない、スゴい顔をしていた」
とおっしゃって、あーそうやろなあ
と思いました。
(ユキさんゴメンね)
15km到達を17分前半で、と思っていたところを
18分間際という微妙な到達時間。
ちょい頑張っても、この詰まり方か。
5回目で一番苦しくなるな、と
思いました。
16〜20km
05'13'' 05'24'' 05'05'' 07'02'' 05'06''5kmLAP 0:27'50''
SPLIT 1:45'39''
それまで同じコースを走っていた
ハーフの選手とは
16km辺りで、お別れ。
ハーフはゴールに向かって
スパートをかけ始める選手が多い。
「なぜ…なぜハーフにしなかった、自分!!」
毎回思いますが、今年は血を吐くような勢いで
そう思いましたね・・・
ちょうどハーフとの分岐点、
2km過ぎに続いて、カブさんが
応援してしてくださってました。
(ありがとう!!)
ここから、起伏が大きくなります。
19kmの激坂で、脚が攣りました。
フルでは初めてかもしれません。
歩いて上がっていると
「死ぬ気で走らんかい…!」と
地獄の底から響いてくるような声が(笑)。
ハマーさんでした。
「しんどい!!」と言い残して
抜き去っていかれましたが、
ナイスランでした!!
坂が終わって、そっと走り始めました。
ハーフを1:50分台なら、まだ
サブ4の目があるかもしれない。
でも19km目を歩いてしまったツケで
20km到達が45分を超えてしまいました。
21〜25km
05'29'' 05'31'' 05'36'' 06'32'' 05'42''5kmLAP 0:28'50''
SPLIT 2:14'29''
スタート時は照り付けていた太陽も
天気予報どおり、雲の中に隠れました。
まだ運はある、と鼓舞しようとしますが、
中間点到達のとき時計を見たら
1:52分ちょいくらいで、
その時に、もう自分はダメだ、
と思いました。
初めてここを走ったのは
2回目のフルマラソン。
その時点で3:35分切りを狙っていたので
サブ4を目指した時期が、
自分にはありませんでした。
去年故障明けで走った奈良マラソンも
サブ4ペースは、しんどいペースでは
なかった。(終盤はキツかった)
3:15切りとか、3.5とか。
言ってた時期もあったのに。
なのに。
走ってなかった訳じゃないのに。
こんなにダメなのに、
こんなに、こんなにも、しんどい。
しかも、もう目はない。
普通なら、まだサブ4を
あきらめなくてもいい
展開でしょうが、このコースは
ここから本当にきつくなります。
坂がキツいとかじゃないのに
一体なんでこんなにキツイのか。
多分、走ったひとしか
わからないキツさなんだと思います。
給水所ではもう完全に止まって摂ってます。
スポドリは希釈なしのポカリですが
気持ち悪くて
かなり、摂るのがつらくなっています。
でものどがかわく・・・
口の中が渇いて、口内炎が
めっちゃ痛い。
24kmで、吐き気が来て、
一回道の脇に立ち止まりました。
あー、もう。
あー、もう。
長い長いスライド区間で、
風景が全く変わらない、
永遠に終わらないかも
と思えてくるまっすぐな道。
(往路:下り基調、復路:上り)
途中、対岸に1回、折り返しに1回、
収容バスがいます。
レース後、じぇーてぃーさんと
お話してて、
収容バスに乗りたくなってしまった、
って言ったら、
「わかる~。でも実際あのバスに
直行するひとも見たよ」との話を聞いて
3:15分切りペースだった、という
じぇーてぃーさんの時間域でも
そんなことになるのね、と
ちょっとだけ安心したりしました。
そんな速いひとたちが心折れる区間、
走れない+ココロコナゴナ
であるわたしが、くじけない筈がない。
バスを見るたび、フラフラと
立ち寄りそうになりました。
でも、その度に、
「アカンわ。
わたしは、ここでやめたら
何にも残らない」
と思い直せたのは、なんでだったのか。
(続きます。)